ダイエットと切ってもきれない関係にあるのが、体重計です。
毎日の体重を計ることがダイエットの第一歩ともいえます。でも、体重計の数字だけを見ていては、いけません。
私も、「食べ過ぎたけど体重は増えてない!やった~」と思っていたのに気づいたら1kg増えていたということがあります。
「そんなに食べてないのに、なんで体重が増えているんだろう・・・。」そんな気持ちがくじける事態になることもあります。
体重と体脂肪の関係を知っていれば、ダイエットを続ける味方になってくれます。そんな大事な体重測定を続けるコツもご紹介しますね。
体重と体脂肪の関係
ダイエットに体重測定は必須です。そして体脂肪もはかることで体重の増減から体の状態を見ることができます。
- 体重が増えたけど、体脂肪はそのまま
- 体重は変わらないのに体脂肪が増えてる
- 体重も体脂肪も増えている
この3つの状態があります。それぞれどんな時がみてみましょう。
体重がふえたけど体脂肪はそのまま(へった)
体重の増加は、脂肪でなく水分(食べた物の重さ)が増えただけ。
この時点で消費カロリーを意識して動けば脂肪になることなく使ってしまうことができます。
逆に動かない生活であれば、増えた分が脂肪に変わって体重増加が確定となってしまいます。
体重は変わらないのに体脂肪が増えた
体の中の水分がぬけただけ。
この状態くと、便秘になりやすく結果体重増加につながります。しっかりと水分を摂るようにしましょう。
体重も体脂肪も増えた
食べ過ぎた分が、脂肪になろうとしています。
いつもと同じように食べていては、体重が増加し、もういいや!とダイエット中断というパターンが多いです。
この場合は、食べる量を全体的に少しずつ減らしてやることが大事です。そしてさらに運動を意識して取り入れることで消費エネルギーを増やすことも大事です。
「この体重が増えた(減った)原因は、何だろう?」
そんな目で体重の変化をみるようにします。体重は本来変化しないのが一番良いのです。毎日減っていくようでは、体調不良につながります。又毎日増えていくようでは、食べ過ぎということになります。
自分の身体を客観的にみる大事なデータです。
体脂肪計のしくみ
体脂肪=脂肪の重さではありません。
家庭用の体脂肪計は、体内に微弱電流を流してその抵抗値(インピーダンス値)をもとに算出した数値を「体脂肪率」として表示しています。
体脂肪は%であらわします。体の中の水の量で大きく変わるのです。
水の入っている入れ物の中に脂肪のかたまりが浮かんでいるようなイメージでしょうか。
水の量がふえると、電気が流れやすくなる=抵抗値(体脂肪)がさがる
たとえば、水をたくさん飲んではかると、体脂肪は低くなるということです。逆に体内の水がへっている起床時は体脂肪が増えることになります。
食事のすぐあとは、体内の水分量が増えるので、体脂肪は下がることになります。でも、食べた分だけ体重が増えます。
起床直後や運動で汗をかいた後は、水分量が減るので、体脂肪は上がります。でも体重は減ります(体内の脂肪を燃やすため)
ややこしいですね。
毎日、決まった時間にはかることで、小さな変化でなく大きな変化がわかるようになるので、毎日の体重と体脂肪の測定はおススメです。
体重の測り方
毎日朝と夜の2回計ります。
私の場合の条件は3つ。
- 朝起きてトイレに行ってからはかる
- 夜寝る前にはかる
- 着ている物も、同じにする
ごはんを100g食べたからといって、体重が100g増えるわけではありません。それでも、自分の身体の中で使う以上に食べていると、余分な分は体脂肪として蓄えられます。その結果が体重増加となってあらわれます。
ただし、食べ過ぎた翌日に体重が増えることはありません。だいだい2日くらい後でしょうか。
なので、一番大事なのは、体重が増えているかを見ることではなく、増えた場合の原因の特定と、体脂肪になる前に使い切ってしまう工夫です。
ちょっと夜にパーティでおいしいものをたくさん食べた。翌日の朝に恐る恐る体重計にのったけど、それほど変わりはなかった、よかった~とそのまま過ごしていると、いつのまにか体重が増えていたという道順をたどります。
増える前に気づくためにも、毎日の体重の測定が大事になってくるんですね。
どんな体重計がいいかしら
特に規定はありませんが、私はタニタの体重計を使っています。
注意するのは最小目目盛です。100gのものと50gのものがありますが、私はちょっと減ってもわかるように50gのものを使っています。
今は、色々便利な機能のついた体重計が発売されています。どれでも良いのですが、あまり機能が多すぎると記録するのも大変なので、シンプルな体重と体脂肪だけが図れるものならどれでもいいと思いますね。
あっ!そうそう
朝起きてすぐにはかるので、見やすいデジタルにしましたよ。
続けるための工夫
記録をしよう
体重は、毎日計っていてもそれほど大きくは変動しません。なので、つい1週間2週間たつと忘れてしまう場合も多いです。
でも、忘れた頃に増えているのが体重です。
なので、体重を計って必ず記録するようにします。もちろん、紙にグラフのように書いてもいいですし、スマホのアプリでもOKです。
私は、スマホのアプリを使っています。グラフで見れるので、便利ですよ。
【Simple Diet】
これは、体重と体脂肪を記録するだけですが、使いやすいのか2年以上続いています
【カロリー管理】
これは、食べたカロリーを記入できるので、良いのですが、今ではめんどくさくなって体重記録にだけ使ってます
毎日体重をはかるためには
- 必ず寝る時に行く場所(通る場所)におく
- 収納せずに目につくところにおく
- はかったその時に記録する
私は、寝室に体重計を置きっぱなしにしています。目につけば忘れずに計ることができます。
逆に洗面所に置いてあると、寝る前に行かなければ忘れてしまいます。なので、必ず行く寝室が便利です。
そして、ちょっと邪魔かもしれませんが、体重計を直してしまわないことも大事です。体重計を取り出すそのひと手間がめんどくさくなって、計るのを忘れてしまうんですね。
一日忘れても大丈夫ですが、3日忘れると、めんどくさくなってしまうので毎日計るための工夫が大事です。
体重の増減を目でみることの重要性
朝起きてすぐの体重と夜寝る前に体重の差は、だいだい0.5㎏程度の増加ですが、おやつをたくさん食べた日や外食した日などは、1㎏増えちゃうこともありです。
夜に計った体重が1㎏増えていたのなら、寝ている間に1㎏使えば体重はふえません。
実際に寝ている間の体重はどれくらい減ると思いますか?
年齢にもよりますが、50代の私は0.4㎏程度しかへりません。お風呂に入る時間がなくなりシャワーだけの日は、0.3㎏しかへってないということもあります。
睡眠時間が短いと、減る体重も少なくなってしまいます。早寝早起きって、ダイエットにも通じるんですね。
- 寝ている間に体重はどれくらい減るのか
- どんな食事をした日に体重が増えるのか
- たくさん食べた食事の分は何日後に増えるのか
この3つを把握すれば、ダイエットの役に立ちます。
まず、毎日の体重図ることから始めましょう!