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食べないとやせるのは、当たり前ですが、実際には食べていないのにと太るという話も聞きます。
この言葉の矛盾、気になりますよね。
【食べない=やせる】これは、納得できても、【食べない=太る】こっちは、本当に?って思ったあなたに実際のところはどうなのか、お話ししましょう。
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食べていないのに太るはホント
結論を言えば、「食べないと太る」というのは間違いではありません。

食べないと痩せるんじゃないの?
もちろん、一日食べなかったから1kg太るなんてことはないよ。これは、食べないことを続けていると、結果的には太ることになるということ

実際に私も体験しています。一日何かで食べられなかったことがあると、その後の食事から猛烈に食べたくなります。
もう頭が食欲に負けちゃうんですね。頭では、『一回食事がぬけているからちょっとくらい食べても大丈夫』なんていう言い訳まで用意しています。ちょっとではすまないのが現実ですね。
一日何も食べないと体重は減ると思いますか?
実は、1kgもやせません。多少は減りますが、それは体の中の水分が抜けたためで脂肪が燃えたわけではありません。
もちろんそれをずっと続けているとやせてきますが、ずっと続けること事態に無理があります。
がんばって続けていても、デメリットも一緒に出てくるので、結局は続かず、筋肉が落ちた分リバウンドで脂肪が以前より増えて、外見的にも太ってみえるようになります。
人間の体は、食べたものの重さで体重が決まるわけではありません。食べたものが体の中で代謝されて、使われて体の外へ出て行くという工程があります。
それでも、食べないことを手段としたダイエット方法が巷では話題になることもあります。
もちろん、きちんとした方法での断食などはダイエット効果もあるようですが、一般には食べないダイエット方法は、やせる以上のデメリットがあります。
食べないダイエットの5つデメリット
- 続かない
- やせる=老けるとなる
- 肌のツヤやハリがなくなる
- 筋肉の低下
- 精神面の弊害(ストレス)
詳しく見てみますね。
1 続かない
私達は、食べないと最終的には死んでしまいます。でも、ダイエットはそれが目的ではありませんね。
ダイエットで健康的な体を手に入れることが目的のはずです。普通に生活ができて健康な体を手にいれることを目的とします。
食べないと実際にやせることは間違いありませんが、これを一生続けるのかというと、無理ですよね。
私はダイエットに1番大事なのは、一生続けることのできる方法であるということ。
その意味でも、食べないダイエットには反対です。
2 やせる=老ける
あなたは、なんのためにやせたいですか?
- キレイになって、好きな服を着たい(←私もコレは大事)
- 病気にならない
- 健康を手に入れたい
これ以外にも、目的はたくさんあると思います。
食べないダイエットをすると、キレイになるというより老けるという状態になりやすいです。
特に40才代以降になると、この部分が大きく関係してきます。
20代30代であれば、ちょっと食べなくても問題ないことでも、年齢が上がると、体への負担の結果、老けたように見えてしまいます。
せっかくやせても、「老けた」なんて言われたらショックですよね。
3 肌のハリやツヤがなくなる
食べないことで、軽い栄養失調状態が体の中で作られます。
それで脂肪も燃えて体重もへるのですが、水分もたりなくなることや、皮膚の状態に関係する栄養素の不足などからお肌のハリやツヤが失われてしまいます。
急激なダイエットでやせると、皮膚がたるんでしまったりということもおこります。
皮膚の健康もダイエットには大事な要素ですね。
4 筋肉の低下
体は、エネルギー不足になると、筋肉から燃やして使っていきます。
先に脂肪を使ってくれたほうがいのにって思いますよね。
でも体にとって脂肪を使うのは緊急事態の蓄えをなくすことにつながるので1番最後にしているということです。
筋肉が減ることで、膝が痛くなったり、腰が痛くなったりということもおこります。
その対策もあり、運動も大事だよと言われるわけですね。
ダイエットと運動のことはコチラの記事
→ダイエット成功のために大事な筋肉を減らさない方法とは
5 精神面の弊害
ダイエットは、多かれ少なかれ体に負担をかけます。その負担がキツすぎると精神的なストレスになり、不安定になる結果となります。
生理が止まってしまうこともあります。するとホルモンバランスがくずれて精神が不安的になり鬱になったり、食べることで解消しようとしてリバウンドしてしまう結果となることもあります。
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ストレスとのつきあい方は
「ストレス太り」とか、「ストレスでやせる」とか、真反対の言葉がありますね。
私達の体は、ストレスを感じると、それを解消しようとして色々なことを試そうとします。
仕事でストレスを感じた⇒おいしいものを食べて元気になろう
ダイエットがストレスなんです⇒1日くらい解禁日があったほうがいい
こんなふうに、ストレスはダイエットと強いつながりがあります。
ストレスは、脳が危機感を覚えて解消しようとしているともいえます。
ダイエットはそもそも普通の状態から体にストレスを与えるものです。それを上手に解消してやることもダイエットを成功させる大事な方法です。
ただし、ダイエットのストレスを食べることで解消するのは本末転倒。
こんな方法は、いかがでしょうか。
- 素敵な景色を見る
- おもしろい本を読む
- 好きな服を買いに行く
- 1日何もせずに寝ている等々。
どんなことでもいいので、食べる事以外のストレス解消方法を決めておくのもダイエット成功の秘訣です。
「そんなに食べていない」の真実
私も、仕事でたくさんの方の栄養指導をしてきました。そんな中で、必ず言われる言葉が「そんなに食べていないのに太るんです。」
このそんなにという部分がくせ者なんです。
というように、みなさん自分の基準の範囲なので、「そんなに食べてない」ということになるのですね。
こんな場合のオススメは、次のような方法で「目でみること」です。
オススメの対策
- 食べた物を携帯で写真に撮る
- 翌日の朝の体重を量り増減の理由を考える
私も、ちょっとリバウンド気味だったので、実際にこれを実行してみました。すると、やっぱり写真と数字は、嘘をつきませんね。
食べる量は一緒でも、食べる時間が遅かったり、寝る時間も影響しています。
じゃあ、どうすればいいの?
健康的に太らない体を作るためには、まず食べることが大事です。そしてその食べ方や量、食べる物の選び方に注目しましょう。
管理人が勧める3つの基本
自分にあう、ダイエット方法を見つけるのが1番ですが、私がオススメしている3つの事があります。
①一生続けることのできるもの
私は、「ごはんを食べない・おやつを食べない」を一生続けるのはイヤなので適量食べるダイエットにしています。
②一つの種類だけのダイエットはしない
リンゴダイエットや〇〇ダイエットといった一種類の食材だけを食べるダイエットはどうしても栄養の偏りの結果、体に弊害が出てきます。
もちろん。1ヶ月くらいなら大丈夫でも、それを1年とか続けると、ちょっと心配です。
③人工的なカロリー調整食品を大量に食べない
人工甘味料などは、まだまだ未知な部分も多いです。少量なら良い効果が出ても、たくさん体の中にいれるとどうなるか、わからないものも多いです。
私は、できるだけ人工甘味料はとらないようにしています。(たまには食べますが)
いかがでしょうか?
ダイエットをがんばるあなただからこそ、健康な体を手に入れるゴールを目指してくださいね!
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