今日は、ダイエットと運動の関係について書いてみたいと思います。
ダイエットに運動は大事ですが、運動だけではやせることはできません。では、なぜ運動が大事と言われるのでしょうか。
運動で消費されるエネルギーは、思ったほど多くはありません。
たとえば、体重60kgの人が30分のウォーキングを始めたとします。
消費エネルギーは95kcal。あんぱん1/3個程度しかへりません。
なので、30分ウォーキングをして、あんぱん1個食べていると、1か月後には体重が1kg増えていることになります。
私も、運動不足解消のために、駅から歩く機会をふやすと、お腹もすいて食欲アップとなり、結局おやつの量が増えてしまったという経験があるんです。
もちろん、運動はした方が良いです。
でも、それはダイエットの効果でなく、次のような効果なんです。
運動が体に良い3つの理由
1 基礎代謝がよくなる(血のめぐりがよくなる)
体を動かすことで、代謝がよくなり血液循環もアップします。
2 消費エネルギーが増えることで食欲が増し、おいしく食事ができる
3 筋肉の低下・運動能力の低下を止めることができる
私は、以前毎朝犬の散歩に30分行っていました。
それがなくなって、30分歩くという習慣もなくなってしまいました。すると、てきめんにマイナスの効果が出てきます。それは体重ではなく、つまづくということが多くなったんです。
やっぱり運動は大事だと実感です。
運動の効果は、コチラの記事でも書きました。
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少し前になりますが、2015年の9月30日に放送された『とくダネ!』で運動の特集がありました。
とくダネの内容を簡単にご紹介しましょう。
とくダネ!で運動を特集
今国民の4割に運動能力の低下の問題があります。それは、大きな関節を動かさなくなってきていることに原因があります。
大事な関節は二つ
○股関節(足の付け根の関節)
ここが低下すると立つ・歩くに問題がでてきます。
○肩甲骨(肩の大きな骨)
腕の動きの司令塔の役割をしています。
これらの大きな関節を動かすことで体全体のバランスをとっているのです。
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椅子から、片足あげて立ち上がれるか?
オススメの日常の動作の延長でできる運動
- まめに動くこと
- ちょっと手をのばさないといけない所のものをとる。
- 足元のものをとる時に、きちんとしゃがんで取る。
- 道を渡る時に歩道橋を使う。
- ストレッチ運動をする。
運動能力は、年齢にも関係しますが、筋肉量にも関係が大きいです。
そして、この筋肉量がダイエットと大きくかかわってくるのです。
筋肉は、何でできている?
筋肉はたんぱく質でできています。
でも、たんぱく質をたくさん食べても、筋肉を動かしていなければ、筋肉が強くなることはありません。
お肉を毎日モリモリ食べても、ずっと座っていたのでは筋肉が強くなることはありません。筋肉は負荷がかかることで強くなっていきます。
逆に筋肉を使わなかったり、栄養がたりなくなると筋肉が分解されていきます。
筋肉を増やすには?
筋肉はどうすれば増えるのでしょうか?
しっかりとたんぱく質を食べる。しっかりと体を動かして筋肉を使う。
この両方ができて、はじめて筋肉が強くなるのです。
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代謝がふえる
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体の中で使うエネルギーがふえる(消費)
ダイエットと筋肉の関係は
たくさん食べると、太ります。でも、食べた量を体の中で使いきってしまうと太りません。
太るのは、使いきれなかった分があるからなのです。
ということは、同じ量を食べていても、筋肉の多い人の方がたくさん体の中で消費されるので、太らない(やせる)ということですね。
子どもの運動会で急に走ったり、綱引きしたりして筋肉を傷めたという経験の方もいるかもしれません。筋肉は、急に負荷をかけると傷めてしまいます。
ちょっとずつ負荷をかけることで、鍛えられていくのです。
無理のない日常の動作を増やすことが一番大事ですね。